内視鏡AI
胃がんの
診断をサポート

内視鏡検査中に胃がんの検出を支援する内視鏡AI
「gastroAI™ model-G」

開発背景

Background

きっかけは現役内視鏡医のCEO多田が感じた"現場の課題"

〜世界最高水準の内視鏡医療を目指して〜

多田 智裕の写真

株式会社AIメディカルサービス 代表取締役 CEO

多田 智裕

  • 世界の内視鏡医療の発展に貢献したい

    国内屈指の内視鏡専門クリニックを経営し2万例を超える内視鏡検査を実施してきた多田は、対策型胃がん内視鏡検診の普及、大腸内視鏡挿入法の教科書執筆など内視鏡医療の発展に貢献して参りました。

  • 胃がん検出AIの開発に世界で初めて成功

    内視鏡AI黎明期の2016年より研究開発を進め、2017年にディープラーニングを用いたAI技術で世界初の胃がん検出AIの開発に成功いたしました。この研究成果を社会実装し全世界に広めるべく会社を立ち上げ、製品開発を進めて参りました。

  • 内視鏡医1人だけで検査するから
    "見逃し"は起こりうる

    早期胃がんは熟練医でも発見が難しく、胃内視鏡検査における胃がんの見逃しは4.6%〜25.8%とされています(*1) 。内視鏡医師単独で検査を行うのではなく、内視鏡医師と内視鏡AIが協働で検査を行うことよる胃がん見逃しの低減が期待されます。胃がんは、ステージI期における5年生存率は98.7%ですがステージⅢ期では46.9%であり(*2)、早期発見によりほぼ完治させることが可能です。一方でステージが進むと最善の治療を行っても生存率は50%近く低下してしまうため、胃がん検出支援AIは患者の命を救うことに直結するプロダクトであると確信しています。

    • 胃がんの見逃し4.6%~25.8%
    • 大腸がんと胃がんの5年生存率

    *1: Hosokawa O,et al. Difference in accuracy between gastroscopy and colonoscopy for detection of cancer. Hepatogastroenterology. 2007;54(74):442-444.
    Menon S, et al. How commonly is upper gastrointestinal cancer missed at endoscopy? A meta-analysis. Endosc Int Open. 2014;2(2):E46-E50.
    *2: 全国がんセンター協議会:全がん協部位別臨床病期別5年相対生存率(2011-2013年診断症例)

製品概要

Overview

  • 内視鏡検査中に胃がんの診断をサポート

    「gastroAI™ model-G」は、胃領域を対象にした内視鏡画像診断支援ソフトウェアです。内視鏡検査中に、胃の病変候補の画像から生検等追加検査を検討すべき病変候補の有無を表示し、病変位置の候補を矩形で示すことで、医師への注意喚起と共に診断に関する参考情報を提示します。

  • 性能評価試験結果

    胃内視鏡検査により得られた上皮性腫瘍が疑われる胃内視鏡画像315病変(腫瘍性病変150・非腫瘍性病変165)を用いた後ろ向き性能評価試験を実施した結果、腫瘍性/非腫瘍性の検出における本製品の感度は84.7%、専門医は65.8%でした。特異度は本製品で58.2%、専門医で68.8%でした。
    また上皮性腫瘍が疑われる正常粘膜を含む非腫瘍性と判断された800病変を用いた単体性能試験では、本製品の検出における特異度は90.1%でした。
    *詳細は添付文書をご参照ください

内視鏡検査中のイメージ画像

製品動画

Movie

製品に関してご不明点がありましたら、
お気軽にお問い合わせください

製品特長

Features

  • 人の頭のイラスト
    人の頭のイラスト

    胃病変画像を学習したAIが検出サポート

    国内外の100施設以上の医療機関から提供いただいた胃病変画像データを学習したAIが検出を支援します。主に早期胃がんの病変画像を学習しています。

  • 内視鏡検査中のPCイラスト
    内視鏡検査中のPCイラスト

    内視鏡検査中に解析結果を表示

    疑わしい病変を発見しフリーズ操作を行うと、AIが解析を開始して結果をモニターに表示します。

  • 内視鏡器具のイラスト
    内視鏡器具のイラスト

    主要な内視鏡メーカーで使用可能

    本製品はオリンパス社、富士フイルム社の内視鏡システムに接続して使用いただけます。

操作手順

How To

内視鏡検査中のご利用の流れ

医師が見つけた 「胃の腫瘍性を疑う病変候補画像」 内から生検等追加検査を検討すべき病変候補の有無をAIが解析

  • 01

    胃の腫瘍性を疑う病変を
    みつける

    胃の腫瘍性を見つけるイラスト
  • 02

    フリーズ操作を行う

    内視鏡検査中の医者のイラスト
  • 03

    AIの解析結果を確認する

    AIの内視鏡検査結果イラスト
  • 04

    AI解析結果を踏まえて
    医師が診断する

    医師のイラスト

病変画像

Images

胃の病変候補の画像をAI解析した動画です。

導入の流れ

Flow

製品の導入効果を最大化するサポートをさせていただきます。

  1. STEP

    製品トライアル

    貴院にて製品をトライアル(ハンズオン or 臨床試用)いただけます。本ウェブサイトより製品トライアルをお申し込みください。

  2. STEP

    お見積り〜ご契約

    内視鏡室の環境に合わせて、お見積りを作成・提出させていただきます。その後、ご契約のお手続きに進めさせていただきます。

  3. STEP

    サポートスタッフによる設置支援

    ご契約後、専門スタッフが製品の設置に伺わせていただきます。

  4. STEP

    導入後サポート

    製品に関するご質問や不具合など、専門スタッフが対応させていただきます。電話・メールでのご連絡を受け付けております。

製品設置イメージ

Installation

専門スタッフが、内視鏡検査室に応じて最適な設置をサポートさせていただきます。設置機器は、AIを搭載した汎用コンピューターと解析結果を表示するモニター(11 or 24インチ)です。

  • AIを搭載した汎用コンピューターと解析結果を表示するモニター24インチ

    内視鏡システムの横に、汎用コンピューターと24インチモニターを設置

  • AIを搭載した汎用コンピューターと解析結果を表示するモニター11インチ

    内視鏡システムの横に、汎用コンピューターと11インチモニターを設置

  • AIを搭載した汎用コンピューターと解析結果を表示するモニター設置方法

    内視鏡モニターに11インチモニターを付ける形で設置(汎用コンピューターは任意の場所に設置)

製品に関してご不明点がありましたら、
お気軽にお問い合わせください

創業者ご挨拶

Message

創業者ご挨拶

Message

世界の患者を救う
〜内視鏡AIで、がん見逃しゼロへ〜

私が消化器内視鏡専門クリニックを開業した2006年当時、経鼻内視鏡の高画質化・内視鏡機器や挿入法の発達などにより、国内の内視鏡検査が安全なものになっていきました。そのような中、内視鏡検査の次なる課題は「検査の精度」にありました。特に早期胃がんは熟練医でも発見が難しく、内視鏡検査における胃がんの見逃しは4.6%〜25.8%(*1)とも報告されています。また世界に目を向けると、十分な量・質の内視鏡医がおらず、発見されるがんは進行がんが大半です。

医師は、自身や上級医が行う内視鏡検査、院内のカンファレンスや症例研究会、自己学習を通じて、自身の診断能力をたかめるための研鑽を日々積んでいます。しかし、がんを漏れなく発見できる技術を身に着けるまでには何万例という経験が必要になります。

私はこのような課題に直面する中で、AIと内視鏡医師が協働して検査を行うことにより、がんの見逃しを低減させる社会を実現したいと考えるようになり、当社を創業しました。多くの医療関係者および医療施設にご協力いただき完成した第一弾製品「gastroAI™ model-G」を通じて、世界の内視鏡医療に少しでも貢献することを目指してまいります。

株式会社AIメディカルサービス 代表取締役 CEO

多田 智裕

多田 智裕

株式会社AIメディカルサービス 代表取締役 CEO

多田 智裕

製品情報

Information

基本情報

販売名
内視鏡画像診断支援ソフトウェア gastroAI-model G
医療機器承認番号
30500BZX00297000
添付文書
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)サイトへ移動します。

動作環境

内視鏡システム
オリンパスメディカルシステムズ株式会社:
・内視鏡ビデオ画像プロセッサ : CV-290
・光源装置 : CLV-290
富士フイルム株式会社:

・内視鏡ビデオ画像プロセッサ : VP-7000
・光源装置 : LL-7000
スコープ
オリンパスメディカルシステムズ株式会社:
GIF-H290,GIF-H290Z,GIF-HQ290,GIF-XP290N
富士フイルム株式会社:
EG-L580NW,EG-L580NW7,EG-L580RD,EG-L580RD7,EG-L590WR,EG-L590ZW,EG-L600ZW,EG-L600ZW7,EG-L600WR7

会社概要

Company

会社名
株式会社AIメディカルサービス / AI Medical Service Inc.
事業内容
内視鏡の画像診断支援AI(人工知能)の開発
代表者
代表取締役 CEO 多田 智裕
所在地
〒170-0013 東京都豊島区東池袋1丁目18-1 Hareza Tower 11F
創業
2017年9月1日
従業員数
90名(2023年9月時点)
資本金
138億円(準備金含む)

よくある質問

FAQ

画像強調(NBIやLCI)を用いた場合、どう表示されますか?

本製品の撮影条件は白色光(WLI)であり、NBIやLCIなどは教師データに含まれておりません。また本AIシステムは画像強調などの識別を行う機能は有しておりません。そのため、白色光以外の撮影条件下で本製品を使用された場合では、Consider biopsyもしくはLow Confidenceのいずれかが表示されても参考にしないでください。

解析結果を表示するモニターは専用モニターでないといけないですか?

フルHD(色深度24ビット以上)であれば、お持ちのモニターをご使用いただいても問題ございません。ただソフトウェア利用料に初期構成品の保守も含んでおりますので、特別な理由がない限りは弊社で準備させていただいく専用モニターをご使用いただくことをお薦めいたします。

セミナー

Seminar

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医療従事者向け情報

本コンテンツは、医療従事者の皆さまを対象にしております。一般の方へ情報提供することを目的としたものではございません。

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